インボイス:販売先に対し、税率と税額を正確に伝えるため、従来の区分記載請求書に必要事項を追記した請求書
なんのことだかわかりにくいですよね。
ざっくりと説明します。
まず国に消費税払うときに、商売するのにA社がB社に必要経費(仕入れ等)として使ったお金の分の消費税は 払わなくていいよって話です。そりゃそうじゃないと困りますよね。
ところが、インボイス制度ってのはB社に使ったお金がちゃんと証明されないとだめだから証明しろと言うわけです。
B社の発行したインボイスというものがないと信じてもらえなくて、必要経費分の消費税も払わなくてはいけなくなってしまうというわけです。
そしてここが重要! B社が課税事業者(消費税を国に納める必要がある会社や個人事業主)でないとインボイスが発行できないのです。
A社が必要経費分を支払わなくてもよいのは取引先のB社のインボイスが発行されていることが条件なのですね。インボイスがないと必要経費分で払ったお金の分まで消費税納めなくてはならない。
A社としてはもちろん余計なお金は納めたくない。だって必要経費だったんだから。
というわけで、課税事業者にならないとあなたと取引しませんよってなっちゃうんでは?
そしたら小さな会社は潰れちゃうじゃん? ってのが今言われていることです。
だから小さな会社や個人事業主(免税事業者:消費税納めなくてもいい会社等)もインボイスのために課税事業者になれみたいなことになることをみんな心配しているわけです。
なんで心配かって?
それは、今まで、売り上げによっては消費税を国に納めなくてよかった小さな会社とか個人も、課税事業者になったら10%納めなくてはならないのです。これ大きいですよ。所得が10%減ります。
だから大変なことなんです。
弱い者いじめ 弱者から搾り取る政策 と言われているわけです。
だからボイコット作戦とかを進めている人もいます。
みんなでどうにかしていかないといけない案件だなと思います。
この世界にどう関わってくるのかはまだ未知数ですが、できればこんな制度は取りやめが望ましいですね。